移植日当日②

不妊治療

予約の時間30分前にクリニックに到着

まずは採血

その後、移植の準備のための更衣を済ませて、順番がくるまで自分のベッドでゆっくり待ちます

いよいよ、移植か…今子宮には何も入ってないけど、もうすぐ胚がお腹にかえってくる…と思うとドキドキソワソワが止まらない

そして順番がきて、手術室へ

名前と生年月日を手術室にいる先生と看護師さんに伝え、移植開始

まずは消毒

そして更に別の消毒

いつもより入念な消毒をしてくれていました

そして、移植用のチューブを入れるのですが、それがなかなか入らず、またまた痛い思いをしましたが、今まで散々痛いことがあったので何か慣れてきて、

「はぁ、またか」

くらいの気持ちで乗り切れました

すると看護師さんから

「モニターに今から戻す胚が映りますから見ててください」と声をかけられ

モニターを見ると、補助孵化療法後の雪だるまみたいな形の胚がうつりました

私から採卵で取り出した卵子が受精して、細胞分裂して、それでこうなったのかーと、ここまで来るの本当に大変やったなぁと、胚を実際に見るだけで今までのことが思い返されて、感慨深い気持ちに

そして「今から胚を吸い取ります」と言われ

モニターにチューブみたいなのが出てきて、”スポン”と胚が吸われていきました

これで準備完了!

先生が「お願いします」と言うと

スタッフの方々が複数名で声に出して、戻す胚が私の物であることを最終チェックしている声が聞こえてきました

手術室に入った時、お腹に戻す時、どのタイミングでも複数名で何度も確認されていて、こちらも安心

そして、無事に胚はチューブを伝って、私の子宮に戻ってきました

最後にエコーで子宮を再度うつしてみると、子宮内膜の1番厚いところに、キラキラ光る胚が映っていました

胚移植は最初から最後まで、どの工程も神秘的で感動しました

痛くて辛いだけの採卵とは大違い

子宮に映ったキラキラの胚、旦那さんにも見せてあげたかったな

手術室を出たあと、

「もうお腹に胚がいるんだな」

と思うとなんとも言えない不思議な気持ちに

その後は、不育症検査で引っかかったので打つことになってしまったヘパリンの自己注射指導を受けて

更に、こちらも不育症検査で引っかかったためにNK活性を弱めるイントラの点滴をして、この日は終了

点滴自体は30分程度で終わりました

この日のクリニック滞在時間は約3時間

移植日の2日ほど前から、お腹のチクチク、時々ズキンッと痛む感じがあったのですが、移植してからもそれは続いています

これから判定日まで薬を忘れずに確実にこなす必要があります

自分の中でそれぞれの薬を飲んだり、注射を打ったりする時間を決めているのですが、それが集中している時間はなかなか忙しいです

ヘパリンは12時間毎に打つので1日2本

プロゲストンデポーはSEET液を入れた日から判定日までの間の決められた5日間に1日1本打ちます(この注射は時間指定ありませんが、自分の中では時間を決めています)

なので、プロゲストンデポーがある日は、ヘパリン2本と合わせて、1日に3本注射を打たないといけないし、そこに更に膣座薬やエストラーナテープ、飲み薬が加わってくるので、全部の薬が終わった頃には何か疲れ果ててます

ストレスを感じないようにできるだけ穏やかな気持ちでいたいのに、薬漬けの毎日に疲れてしまう

できるだけ淡々とこなしていかないとダメですね

私の子宮には今、確実に私たちの遺伝子を持った胚がいると思うと頑張れます

この記事を書いた人

mei
mei
はじめまして。
大阪出身のmeiです。
30代の管理栄養士で、保育園→クリニック→病院で勤務経験があります。
更に"食"の道を追求するため野菜ソムリエの資格を取得し、フリーランスとして新たな道を歩もうとしていた矢先に、産婦人科での検査で問題が見つかり不妊治療をすることに。
今は体外受精の治療に専念しつつ、野菜ソムリエプロの資格を取得するために勉強中です。
このブログでは、食、野菜ソムリエの試験対策、そして不妊治療について書いていきたいと思っています。

〜食で人生に彩りを〜mei

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