妊婦コロナ感染 day7-2

新型コロナウイルス

物凄いスピードで手術の準備は進み、気づけばオペ室に向かうためにストレッチャーに乗せられていた

よくドラマとかでみる、イチニッサン!っていう掛け声と共にベッドからストレッチャーに移されるやつを、実際に自分にやられてるこの状況を、どうしても自分の身に起きていることと受け止められず、どこが他人事のように感じていた

ストレッチャーに乗せられたまま部屋から出て、オペ室に運んでもらう

ここに入院してから何度も、コロナが治って隔離期間も終わって、この部屋からでる自分を想像したけど、まさかこんな形でこの部屋からでることになるなんて想像もしていなかった

オペ室に到着、スタッフの方々は感染予防のために全員ガスマスクみたいなやつをつけていた

オペ室に入室したら心電図等いろんな機械を身体につけて、腰に麻酔をうった

海老みたいに体を丸めて、腰に麻酔をうたれるのが怖くて怖くて怖くて怖くて、泣きながら震えた

いろんなことに心の準備ができてない

腰に麻酔を打たれることも

お腹を切られることも

赤ちゃんがもうすぐ産まれることも

ここ2、3日で坂道を転げ落ちるように症状は悪化していって、気がつけば肺炎になって今オペ室にいるっていう感覚

腰に麻酔を打たれてから30秒もしないうちに、足がビリビリし始める

どんどん下半身の感覚がなくなっていった

そしてもともと苦しかった呼吸が更に苦しくなっていく

苦しいと看護師さんに言ったら、麻酔の影響だと言われる

一生懸命小刻みに吸わないと呼吸困難で死にそうになる

あまりにも呼吸が苦しいから酸素マスクをつけてもらった

下半身に、保冷剤を当てられて、冷たいですか?と聞かれる

冷たいので、冷たいですと答える

少し時間をあけて、また保冷剤を下半身に当てて、冷たいですか?と聞かれる

冷たいですと答える

この作業を何度も繰り返すが、何回やっても冷たさを感じる

ん?麻酔効かないの?

不安になってくる

再度保冷剤を当てて、冷たいか聞かれる

やっぱり冷たい

さっきよりも冷たさを感じにくくなってますか?と聞かれる

そう言われてみれば少しだけ、冷たさを感じにくくなっているようにも思う

そう答えるとGOサインが出て、手術が始まった

私は心の中で、感じにくくなってはいるけど、まだ冷たいよ?完全に麻酔効いてるの?お腹切って痛くない?と不安な気持ちになった

この記事を書いた人

mei
mei
はじめまして。
大阪出身のmeiです。
30代の管理栄養士で、保育園→クリニック→病院で勤務経験があります。
更に"食"の道を追求するため野菜ソムリエの資格を取得し、フリーランスとして新たな道を歩もうとしていた矢先に、産婦人科での検査で問題が見つかり不妊治療をすることに。
今は体外受精の治療に専念しつつ、野菜ソムリエプロの資格を取得するために勉強中です。
このブログでは、食、野菜ソムリエの試験対策、そして不妊治療について書いていきたいと思っています。

〜食で人生に彩りを〜mei

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