食べる喜びとは…
まず大前提にあるのは
“美味しいと感じられるかどうか”
何を食べてもおいしいと感じられない状態って想像できますか?
精神的なことが原因で美味しいと感じられないという場合もあれば
何を食べても味がしない、本来甘いものが苦く感じるなど味覚障害が原因の場合もあります
私たちが当たり前のように”美味しい”と感じながら食事ができているのは、自分の精神が安定していて、なおかつ味覚障害ではないからという大前提があってこそ成り立ちます
食べる喜びを失うこと
それは生きる意欲も失ってしまうくらい辛いことなんだと、患者さんと接する中で痛感しました
そしてその喜びを失ってもなお、”生きるために食べる”ことは、本来楽しい食事の時間が苦痛な時間に変わるということ
「食べたいのに食べられない」
「食事の時間が近づいてくると辛い」
と、私に話す患者さんは大勢いました
中には配膳車の音が自分の部屋に近づいてくると、それだけでプレッシャーを感じ涙が出てくると話す患者さんもいました
私には計り知れない辛さを感じながら、患者さんたちは”食べること”と向き合っているんだと思うと、自分が出来る限りのことをして少しでも辛さや不安を取り除いてあげたい
管理栄養士は栄養管理をするだけではなく、患者さんの辛い気持ちに耳を傾け寄り添うこともとても大切な仕事の1つだと
強くそう思いました
この記事を書いた人
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はじめまして。
大阪出身のmeiです。
30代の管理栄養士で、保育園→クリニック→病院で勤務経験があります。
更に"食"の道を追求するため野菜ソムリエの資格を取得し、フリーランスとして新たな道を歩もうとしていた矢先に、産婦人科での検査で問題が見つかり不妊治療をすることに。
今は体外受精の治療に専念しつつ、野菜ソムリエプロの資格を取得するために勉強中です。
このブログでは、食、野菜ソムリエの試験対策、そして不妊治療について書いていきたいと思っています。
〜食で人生に彩りを〜mei
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