病院の管理栄養士になるまで③

管理栄養士

保育園で働いて良かったところは大きく分けて3つあります

①作った料理を食べている相手(ここでは子どもたち)を直接見ることができた

食べているところを見て、直接感想を聞くことで、嬉しかったり反省したり、自分のモチベーションになりました

②子どもたちに食育の授業ができた

私は栄養教諭の免許も持っており、もともと食育に興味がありました

鰹出汁や煮干し出汁を実際に作って飲んでみたり、好き嫌いが多い野菜をピックアップし良いところを伝えたり

そうすることで、給食の時に”野菜食べたよ”と報告してくれる子どもたちも増えました

好奇心旺盛な子どもたちは何事にも積極的に取り組んでくれて、みるみる成長していくため、こちらもその成長をみるのがとても楽しみでした

③イベントに参加したり、遠足に同行したり、栄養士業務だけでなく幅広い仕事をさせてもらえたこと

これは保育園の方針にもよると思いますが、私が就職した保育園はさまざまな行事に栄養士も参加していました

一人一人とより深く関わり性格や特徴を知ることができ、給食の時間や食育での関わり方を考える際にとても良い方向へ向かったと思っています

そして何より毎日子どもたちの顔を思い浮かべながら食事を作れたこと、とても大きなやりがいになりました

・ 

保育園退職後クリニックへ就職した際、グループ病院の厨房内でも勤務していましたが、その時は患者さんが食べているところを直接見ることができなかったので、そこは残念に思っていました

しかしここでは、保育園の約3倍の食事を作っていたため、仕込みや調理、また治療食について等、管理栄養士としてとても勉強になりました

病院の管理栄養士になる上で、治療食の知識(糖尿病食とは、腎臓病食とは等)は献立を立てる時に必須となります

学校で勉強した知識だけでなく、病院の厨房で実際に調理に携わり、盛り付けをし、トレイメイク(一人一人の患者さんの食事を医師のオーダー通りにトレイに入れ込みをしていくこと)をしたことは、その後病院へ就職した際とても役に立ちました

そして、厨房での業務を知ることで、調理師の作業導線も考えて献立を立てることもできるようになります

なりたかった病院の管理栄養士になるまで数年かかりましたが、とても意味のある時間だったと心から思っています

この記事を書いた人

mei
mei
はじめまして。
大阪出身のmeiです。
30代の管理栄養士で、保育園→クリニック→病院で勤務経験があります。
更に"食"の道を追求するため野菜ソムリエの資格を取得し、フリーランスとして新たな道を歩もうとしていた矢先に、産婦人科での検査で問題が見つかり不妊治療をすることに。
今は体外受精の治療に専念しつつ、野菜ソムリエプロの資格を取得するために勉強中です。
このブログでは、食、野菜ソムリエの試験対策、そして不妊治療について書いていきたいと思っています。

〜食で人生に彩りを〜mei

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