3つ目の病院

不妊治療

2つ目の病院でのこともあり、次のところの先生はどんな先生だろう

と、不安な気持ちを抱えながら3つ目の病院へ

基礎体温表と、1つ目の病院で行った主人の精液検査の結果を受付けで提出し、問診票を書きながら自分の順番を待ちました

診察室に呼ばれ、そこに座っていたのは院長先生

先生は問診票を見ながら

「前のクリニックではクロミッドを飲んでたんですね。妊娠しにくい人がクロミッドを飲むと、余計に妊娠しにくくなる場合があるのでうちでは使いません。」

「この精液検査、お粗末ですね。これじゃ何も分からないです。うちではもっと詳しく調べられるので、もう一回精液検査しましょう」

はじまりから衝撃だらけ

クロミッドって妊娠しにくい人が飲むと余計妊娠できないの!?

詳しく聞きたいけど、まだまだ先生はクリニックの方針やこれからの治療のことなど喋り続けているため割って入れず、最後まで話を聞くことに

病院に行くといつも思いますが、先生の話を聞いている時に何か疑問に思って詳しく聞きたくなっても、最後まで話を聞いてる間に何を聞きたかったのか忘れてしまったり、話をきいているうちにまた別の疑問がでてきて、そっちの方に気を取られて、はじめの方の疑問を忘れてしまったりしますよね

診察室で、聞きたいことを全て聞いて、全てのことに納得して帰ることの難しさをこの不妊治療で知りました

だって、不妊治療って不安なこと多いし、分からないことだらけだし、些細なことでも心配なことがあるとそのことで頭がいっぱいになって考え始めると止まらないこととか、そんなことがいっぱいあります

でも不妊治療の病院って混んでるからいつまでも先生を独占して、”ゆっくりお話”というわけにもいかないし…

病院の帰りはいつも、

あ!あのこと聞けばよかった

あ!このこと気になってたんだった!

の繰り返しです

不妊治療をはじめて、管理栄養士として働いていた時の病院の患者さんたちの気持ちが本当の意味で分かるようになりました

厳密に言うと、私はがんではないのでがん患者さんの気持ちが100%分かるというわけではないですが

もっとゆっくり話を聞いてほしかっただろうな、とか

常に心の中は不安だらけだったんだろうな、とか

そういう風に病院で出会った患者さんたちの顔を思い浮かべることが多くなりました

もっと患者さんに寄り添ってあげられたんじゃないか、と後悔もしました

よく、レポート用紙やノートにビッシリ質問を書いている患者さんがいて

正直に言うと、質問多いな!!って心の中で思ってしまっていましたが、今ならそうしたくなる気持ちが分かります

些細なことでも不安でたまらない気持ち、そしてそれが解消された時(大丈夫ですって言ってもらえた時)の心から安心できる気持ち

過去に戻って患者さんたちの話を聞くことはもうできないけど、今後もし患者さんとまた関われる仕事ができるなら、本当の意味で患者さんの気持ちに寄り添って話を聞ける管理栄養士になりたいと思います

不妊治療という辛い経験も、管理栄養士として成長する一つの糧となるなら、辛いことばかりではないなと思えます

話が逸れたので、戻します

家の近くで行った精液検査も結局やり直しになったことから、これから不妊治療を始める方々へ私が伝えたいこと…

それは、検査は始めから不妊治療専門病院でした方がいい!ということ

やっぱり通常の産婦人科でできる検査には限界があると思います

そこでめでたく妊娠できたらそれに越したことはないですが、もしそれでも妊娠できずにステップアップするために不妊治療専門病院へ行くことになった場合、私の時みたいに検査のやり直しになってしまうことってあると思います

そうなると、始めに産婦人科で行った検査費用が無駄になるし、そもそも不妊治療専門病院で行う検査の項目って物凄く多くて、私が産婦人科でした検査の数とは比べものにならなかったです

※あくまでも私の場合なので、数多くの検査を詳しく行なっている産婦人科もあるかもしれませんが…

餅は餅屋というか

私は始めから不妊治療専門病院に行けばよかったと後悔しました

そうすれば、この後に見つかる問題ももっと早く見つけることができたのに…と

簡単な検査だけで、安心はできないのだと身をもって体験しました

といっても不妊治療専門というだけで、行くのを躊躇ってしまいますよね

まだ結婚して半年だし…

とか

行ってしまうと不妊と認めないといけないような気分になったり

その気持ちも本当によく分かります

が、検査だけでも専門のところで詳しく調べてほしい

その後通うところは、家の近くの産婦人科でもいいから…

と思ってしまいます

あとから取り返しのつかないこと(検査結果)を聞かされた時、もっと早く専門の病院にかかっていれば…もっと早く詳しく検査しておけば…

と決して戻れない過去のことを悔やんでしまう

私もそうでした

そして不妊治療専門の病院で行う初期の検査は、合計で10万円を超えました

(本当に高いです…)

ですので、このことからも検査のやり直しをする費用はとてももったいないと思います

さて、肝心なこの病院での検査の結果ですが、主人の精液検査は問題なし

そして私の検査結果はというと…

この後、急いで体外受精を始めることになる原因が見つかります

この記事を書いた人

mei
mei
はじめまして。
大阪出身のmeiです。
30代の管理栄養士で、保育園→クリニック→病院で勤務経験があります。
更に"食"の道を追求するため野菜ソムリエの資格を取得し、フリーランスとして新たな道を歩もうとしていた矢先に、産婦人科での検査で問題が見つかり不妊治療をすることに。
今は体外受精の治療に専念しつつ、野菜ソムリエプロの資格を取得するために勉強中です。
このブログでは、食、野菜ソムリエの試験対策、そして不妊治療について書いていきたいと思っています。

〜食で人生に彩りを〜mei

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