体外受精開始

不妊治療

4つ目の病院に通い始めることに決めて、さっそく体外受精の全体説明会に参加

今の医学はこんなに進歩しているのかと関心

今唯一、人の手を加えてもできないことは着床させることだけ

これだけは自然に任せるしかない

それ以外のこと(受精させること、受精卵を育てること等)は人ができてしまう

もちろん思うようにいかない時もありますが…

すごいなぁ、進んでるなぁと感動したのと同時に、このクリニックに通えば私も子どもが産めるかもしれないという期待でいっぱいでした

体外受精の治療を受けるために、まずは自己注射指導を受けました

卵子をできるだけたくさん採取するために、お腹にホルモン剤を自分で打って卵子を育てる

そのための練習です

はじめは、自分で注射を打つなんて!

と、少し怖かったですが…

教えてもらいながらやってみると、生理食塩水に粉の薬を溶かしたり、注射液で薬液を吸ったり、なんか理科の実験みたい!とちょっと楽しくなってきた私

私が通ってるクリニックでは、約10日間打つ注射の薬や、採卵の手術費、その後の培養費等、全て合わせて採卵費用は約70万円

できれば採卵の回数は最小で済ませたいので、毎日毎日「卵子、お願いやからいっぱい育って!」と願いながら注射を打っていました

初めはちょっと楽しかった注射も、やっぱりホルモン剤だからか打った後はしんどいし、毎日同じ時間に打たないといけないストレス(1日が始まると注射を打ち終わるまで気になって仕方がない)でだんだんと憂鬱に

そして、こんなに頑張ったのにもし結果がでなかったらどうしようという不安もだんだん自分を追い詰めて行きました

そして卵子が8個育った時、遂に採卵することに決定しました

初めての採卵

痛いと聞いているため、心の中には不安と恐怖しかない

採卵日当日

ベットに横になって生理食塩水の点滴

自分の時間がくるまで待ちます

待っている間もドキドキが止まらない

遂に看護師さんが呼びにきて、オペ室に連れて行かれました

オペ室の雰囲気で恐怖倍増

足を固定され、心電図をつけて、手には酸素飽和度を測る機械

なんか思っていたよりもずっと手術っぽくて、怖くて泣きそうになりました

そしていよいよ麻酔をかけます

この麻酔がまず痛い

膣壁に麻酔針を刺しているとのことですが、キーーンっていう痛み

この種類の痛みが1番嫌い

まだズキズキする痛みのほうがマシ

麻酔の後はいよいよ採卵開始

採卵の結果8個採取できましたが、一回卵巣を刺す毎に一個の卵子が取れるため合計8回卵巣を刺されました

せめて一回刺して8個の卵子を一気に吸い取れたらいいのにと心底思いました

それにしても、本当に本当に痛い!

痛くて痛くて…泣くなんて恥ずかしいけど、でも涙が止まらない

採卵後はベットでまた横になって休憩

痛み止めの座薬を入れて、お腹を温めながら、痛みがマシになるまで休みました

家に帰ってからも数日痛くて苦しみ、家事は何もできず、ただ横になって過ごす日々でした

この回の採卵では

8個中8個全て成熟卵、そのうち7個受精

8分割の初期胚を1つ凍結

胚盤胞3つ凍結

でした

ちなみに8個とれた卵子は、3つが体外受精、5個は顕微授精

1つ受精しなかったのは、体外受精の方でした

胚盤胞のグレードは

3AA.3AB.4BA

質の良い胚盤胞ができてまずは一安心

先生からは次の周期で移植するか聞かれましたが、AMHが低いこともあり、もう一度採卵することに決めました

数年後、もう1人ほしいと思った時にわたしの場合はその時に採卵しても今みたいに卵子がとれる可能性が低くなっているかもしれないので、今この年齢で一生分の採卵をすることに決めました

次の周期ですぐに採卵の周期に入りたかったですが、卵巣が腫れてしまっていたため1周期お休みすることになりました

こうしている間にもどんどん時間は過ぎていくという焦りもありましたが、なんとか気持ちを落ち着けて、また採卵できる日を待ちました

この記事を書いた人

mei
mei
はじめまして。
大阪出身のmeiです。
30代の管理栄養士で、保育園→クリニック→病院で勤務経験があります。
更に"食"の道を追求するため野菜ソムリエの資格を取得し、フリーランスとして新たな道を歩もうとしていた矢先に、産婦人科での検査で問題が見つかり不妊治療をすることに。
今は体外受精の治療に専念しつつ、野菜ソムリエプロの資格を取得するために勉強中です。
このブログでは、食、野菜ソムリエの試験対策、そして不妊治療について書いていきたいと思っています。

〜食で人生に彩りを〜mei

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